出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
尿がもれる
にょうがもれる
尿がもれるとは?
疑われる病気
女性で最も多いのは、出産や産婦人科手術などにより外括約筋が傷つけられて、ゆるんでしまう場合です。立ち上がったり、くしゃみをしたり、笑ったりして、腹圧が高くなった時に、外括約筋がしっかりしまらないため尿がもれます。これを腹圧性尿失禁(ストレス尿失禁)といいます。高齢女性に多くみられる腹圧性尿失禁は、女性の社会的活動を阻害する大きな要因のひとつになります。
排尿筋が過敏になり、ある程度膀胱に尿がたまるとがまんできなくなり、トイレに行く前にもれてしまう状態を切迫性尿失禁といいます。これは脳卒中のあとなどにもみられます。
尿路に障害があったり、前立腺肥大症が進行すると、極端な場合には、自分で排尿できなくなり、膀胱いっぱいにたまった尿が、常にたらたら滴下している状態(横溢性尿失禁)になります。
また、男性では前立腺肥大症に対して尿道を通して内視鏡手術をする際、あるいは前立腺がんの手術をする際に、外括約筋を傷つけることがあり、尿もれを起こすことがあります。
家庭での対処のしかた
専門医による正しい判断と治療を受けることをすすめます。
今日の朝パジャマのシャツとかズボンが 冷たくてなんだろうと思って起きたら まさかのおもらしをしてい…